ここでは、オオサンショウウオを除く国産のサンショウウオ類の飼育を卵〜幼生期、上陸直後、上陸後から成体までの3つに分けて飼育法と冷却装置について紹介します。
ただし、一般に国産のサンショウウオ類は生息環境の悪化に伴いその生息数は減少の一途をたどっており、なおかつある水準以上の設備とエネルギーおよび
愛情を持って飼育しなければ単なる短期飼育に終わってしまう危険性を持っていますので安易に飼育をすすめる物ではありません。
しかしながら、現在は行政による具体的な保護対策は一部の例を除くとほとんどなされていないのが現状ですので飼育繁殖技術が進むことは望ましいと考えます。従って
「自分が飼育技術を向上させて保護に一役買うぞ」と言ったような意気込みを持って飼育をしていくことは歓迎されるべきでそのような方々のお役に立てれば幸いです。