和名：スベイモリ

解説

繁殖期の雄は、腹面が明るいオレンジになり、背から尾にかけてヒレ状の飾りが発達します。体には黒い大きな斑点が発達し、尾の縁が青みがかります。

たまに繁殖地の池からかなり離れた湿った場所でも見つかることがあります。

本種は次の７亜種が知られています。

T.v.ampelensis：ルーマニア北部

T.v.graecus：ギリシャ、アルバニア、マケドニア、ブルガリア、イオニア島

T.v.kosswigi：黒海南西部のトルコ

T.v.lantzi：黒海東岸から中央コーカサス、西部コーカサス

T.v.meridionalis：北部中部イタリア、スイス南部、スロベニア

T.v.schmidtlerorum：トルコ西端

T.v.vulgaris：中央ヨーロッパ、ヨーロッパ西部、ヨーロッパ北西部、西アジア

コメント

最近、本種をブルガリアイモリと言う名で売られていることが多いですが、学名のvulgarisをブルガリア（Bulgaria）と間違えてつけているようです。

飼育は、アクアテラリウムで飼い、ハイディングスペースを設けてやりましょう。餌は、小さな昆虫類です。普段は、陸棲なので糸ミミズはやりづらいと思います。

　このページに資料を提供していただいたJohn ClareさんにとIvan Motlikに感謝をいたします。また、Johnさんにメールを送りたい人は、John.Clare@bristol.ac.ukに、Ivanさんにメールを送りたい人は、motlik@ba.telecom.skにお願いします。