撮影:ばいかだ

和名:オットンガエル

英名:Otton Frog
学名:Babina subaspera
(「やや隆起状のカエル」の意味)

分布
奄美大島、加計呂麻島
生態
丘陵地から山地にかけての、森林と周辺の草地や、耕作地に見られます。繁殖期は、4月下旬から8月下旬で、林道、土砂の堆積した川原、砂防ダム、イノシシの落とし穴等にある水たまりの周辺に、水辺の砂利を内径30cm位の丸い穴で深さが5cmほど堀って周囲に土手を作り、その中に産卵します。
体長
成体オス:93-126(平均117)mm
成体メス:111-140(平均117)mm
鳴き声
グゥ、グォン
解説
奄美群島の固有種で、沖縄のホルストガエルと共にバビナ属に含まれます。
普通、両生類は前足の指が4本なのですが、棘状の鋭い第1指を持っています。うかつに捕まえると、その棘でひっかかれ、けがをすることもあります。
コメント
5本指の珍しい蛙ですが、逆に考えると何で両生類は、前足の指が4本なんだろう?
このページに資料を提供していただいた「ばいかだ」さんに感謝をいたします。

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