船尾修さんからの手紙

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「緊急! パキスタン地震災害への義援金のお願い」

 さる10月8日にパキスタン北部でマグニチュード7.7の大地震が発生し、死 者数はいまだ確定できないものの、4万人を超すという推測もあります。負傷 者やホームレスがいったいどのくらいの数になるのか、予測すらつかない現 状です。

 その理由のひとつは、震源地がアザド・カシミール地方という山岳地帯で あるため、陸路は寸断され、現地へはパキスタン軍のヘリコプターしか入れ ないこと、またほとんどの家屋は日干し煉瓦やブロックなどによる簡単なつ くりのため倒壊が激しく、いまだたくさんの人が瓦礫の下になっていて正確 な人数を出せないこと、などが原因です。

 住民のほとんどはイスラム教徒で、イスラムの習慣では女性は外で働くの ではなく家の中にいることが多いため、今回の地震では女性や子どもがかな りの割合で犠牲になっていることが予測されます。また村そのものが土砂崩 れや地すべりによって壊滅してしまったといわれているところもあり、二次 災害の危険性も十分に考えられます。

 カシミールはご存知のようにインドとパキスタン間で領有が争われている 地域でもあり、外国人の入域は従来も制限されてきました。そういった状況 はおそらく今回の地震の後も変わることはないと思われます。たくさんの外 国からの救援隊が続々と到着しているようですが、イスラマバード周辺や北 西辺境州での活動に限定されてくるでしょう。

 カシミールの山岳地帯にはこれから冬が訪れます。寒さは相当厳しく、家 を失った人たちはどうやって生きていけるのか、それが心配です。

 私自身、パキスタンとは15年来の付き合いがあり、現地にはたくさんの友 人・知人たちが暮らしています。登山や撮影、ツアーの仕事、旅を通して知 り合った人たちが、余震に怯えながら暮らしています。特に今年の2月には私 はアザド・カシミールへ入り、取材・撮影を行いました。中心地ムザファラ バードで世話になったホテルや食堂の従業員たち、話を聞かせてもらった大 学生たち、校内を見学させてもらった小学生たち、そして取材をずっとエス コートしてくれた軍の兵士たち。いったい彼らはどうしているのでしょう。 生きているのか、死んでいるのか……。

 おそらく確かめることはできないとは思いますが、どうしてもいてもたっ てもいられなくなり、私は11月上旬にパキスタンへ入ることにしました。そ んなところへタイミングよく、パキスタンの友人から義援金のお願いをメー ルで受け取りました。以下にその全文をコピーします。

→DONATIONS

  Dear All,

  Friends who wish to help through NSE may kindly remit their donations to the following    relief account which The Alpine Club of Pakistan has set up to coordinate help from       mountaineering community

  Bank account details:

  NBPAPKKAA02R

  712447-0

  Lt Col (Retd) Manzoor Hussain,

  Alpine Club of Pakistan

  National Bank of Pakistan Cantonment Branch,

  Rawalpindi, Pakistan

  Regards,

  Mushir Anwar  Senior Manager

Nazir Sabir Expeditions

 要約すると、友人たちよ、今回のパキスタンの地震災害に対して NSE(Nazir Sabir Expeditions)を窓口として義援金を受け付けます。皆様か らの義援金は、パキスタン山岳会を通じて山岳地帯に暮らす人々の支援に使 われます。

 NSEというのは登山家のナジール・サビール氏が経営する山岳旅行会社で、 これまでたくさんの日本人を含む外国人がカラコルム登山でお世話になって います。かつては国会議員も務め、現在ではパキスタン山岳会の会長職を務 めています。彼の人徳については私が全面的に保証いたします。

 地震の恐怖というのは、おそらく地震を体験した者にしか理解できないと 思います。たとえパキスタンという国や人々に関心がなくとも、日本人なら 地震の怖さを理解できるはずです。そしてその復旧には多大な時間と費用が かかることも。

 そしてお願いです。このページを読んで何か行動を起こさなくてはと感じ られたならば、躊躇することなく上記への義援金の送金をお願いいたしま す。また私は11月8日ごろにパキスタン入りするので、もし私のことを信用し ていただけるならば、直接持参することも可能です。その場合は、以下の口 座へ郵便振替にてご送金ください。振込人の住所と氏名も忘れずに。

 →郵便振替

00120−7−175528

船尾修写真事務所

                        フォトジャーナリスト 船尾 修

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写真家 船尾修

〒872-1614 大分県東国東郡国見町岐部3734

TEL.&FAX:: (0978)83-0687

E-mail:funao.osamu@nifty.com

http://www.atelier-hb.com/funao/

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photographer

FUNAO OSAMU

3734 Kibe Kunimi Oita Japan

TEL.&FAX ++81-978-83-0687

E-mail: funao.osamu@nifty.com

http://www.atelier-hb.com/funao/

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